都立明治公園で「読書浴」を。本と出会う3日間「読の市」開催決定

2026年2月21日(土)からの3日間、都立明治公園にて大規模なブックマルシェ「読の市」が開催されます。「読書浴」をテーマに掲げ、青空の下で本と向き合う静謐な時間を提供。話題の書店主によるトークショーや、未来の自分へ手紙を書くワークショップ、ライフステージに寄り添う「おまもり絵本」の選書など、デジタル社会に疲れた心身を整える多彩なコンテンツが登場します。入場無料で楽しめる、新たなカルチャーイベントの全貌を紹介します。


都会のオアシスで心身を整える「読書浴」という新体験

情報が絶え間なく押し寄せるデジタル社会において、私たちは知らず知らずのうちに「情報の洪水」に溺れかけています。そんな現代人に向けた新しいライフスタイルの提案として、2026年2月21日(土)から23日(月・祝)の3日間、都立明治公園にて「読の市(よみのいち)」が開催されます。主催は「蔦屋書店」などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と、同公園の運営に携わるTokyo Legacy Parks(TLP)。彼らが掲げるテーマは、森林浴ならぬ「読書浴」です。

 会場となる都立明治公園は、国立競技場に隣接し、都会の真ん中にありながら豊かな緑と空を感じられる場所です。この開放的な空間で、ただ効率的に情報をインプットするのではなく、一冊の本とじっくり向き合い、物語の世界に没入する。それはまるで温かいお湯に浸かるように、強張った心と体を解きほぐしてくれる時間となるでしょう。会場には、個性豊かな書店や出版社が出店するマルシェが登場し、普段のアルゴリズムによるレコメンドでは出会えない、偶然の一冊との巡り会いを提供します。冬の澄んだ空気の中、ページをめくる音だけが響く贅沢な空間は、訪れる人にとって心のサンクチュアリとなるはずです。

大規模マルシェイベント「読の市」

人生に寄り添う「おまもり絵本」と未来への手紙

「読の市」では、本を購入するだけでなく、本を通じた「体験」を深めるためのユニークな企画が用意されています。その一つが、人生の様々な局面で心の支えとなる一冊を紹介する「おまもり絵本リスト」の配布です。0歳から40代以上まで、10のライフステージごとに、「その時期にそっと寄り添う一冊」を厳選。選書は、枚方蔦屋書店やニジノ絵本屋といった、絵本のプロフェッショナルたちが担当しています。自分が今いる場所、あるいはかつて通り過ぎた場所、これから向かう場所に必要な言葉が、きっと見つかるはずです。

 また、会場限定のワークショップとして「一年後の自分へ宛てた手紙」を書くコーナーも設置されます。静かな環境の中で自分自身と対話し、今の想いや未来への希望を文字にする。書き上げた手紙は、実際に一年後に自分のもとへ届く仕組みとなっており、イベントでの体験が時間を超えて未来の自分へのエールとなります。参加者には「読の市」限定のポストカードもプレゼントされるため、旅の記念のように、今の自分の現在地を記す特別な時間となるでしょう。デジタルツールでの瞬時のやり取りに慣れきった私たちにとって、手書きの文字と物理的な時間の経過を感じるこの体験は、忘れかけていた「待つことの豊かさ」を思い出させてくれるかもしれません。

「駄菓子屋ROCK」

書店主たちが語る「本屋の現在地」と読書の価値

イベント最終日となる2月23日(月・祝)の13時からは、現在の読書文化を牽引するキーパーソンたちによるスペシャルトークイベント「読書からはじまる」が開催されます。登壇するのは、東京・荻窪で多くの本好きを魅了する「Title」の店主・辻山良雄さん、旅するような選書で知られる「フラヌール書店」の久禮亮太さん、そして「本の読める店」として静寂な時間を提供する「fuzkue(フヅクエ)」の店主・阿久津隆さんです。

 それぞれの立場で「本」と「場所」に向き合い続けてきた3名が、読書が人生や価値観にどのように寄り添ってきたのか、そしてこれからの時代における「本屋」や「読書」の可能性について語り合います。彼らの言葉は、単なる業界の話にとどまらず、私たちがどう生き、どう世界と関わっていくかという普遍的な問いへのヒントを含んでいるはずです。青空の下、トップランナーたちの対話に耳を傾ける時間は、参加者の読書観をアップデートし、家に帰ってから本を開く時の気持ちを少しだけ変えてくれるかもしれません。

選書:枚方 蔦屋書店 こどもコンシェルジュ、ニジノ絵本屋 店主他

入場無料!週末は明治公園で「本」と遊ぼう

「読の市」は入場無料で、誰でも気軽に立ち寄ることができます。会場周辺にはカフェや休憩スペースも充実しており、購入した本を片手にコーヒーを楽しんだり、公園を散策したりと、思い思いの休日を過ごすことが可能です。一人で静かに没頭するもよし、友人や家族と「推し本」を探しに来るもよし。本というメディアが持つ、人と人、人と世界を繋ぐ力を再確認できる3日間となるでしょう。

 「読むこと」「書くこと」「すすめること」「語ること」。本にまつわるあらゆる営みが交差するこの場所で、あなただけの一冊を見つけに来てください。効率やスピードが重視される日常から少し離れ、明治公園の緑の中で深呼吸するように本を読む。そんな「読書浴」の心地よさを、ぜひ体感してみてはいかがでしょうか。

忙しない毎日の中だから、未来の自分に手紙を書こう

【イベント概要】 読の市(よみのいち)

開催期間: 2026年2月21日(土) ~ 2月23日(月・祝)

会場: 都立明治公園(東京都新宿区霞ヶ丘町5-7ほか)

入場料: 無料

主催: カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、Tokyo Legacy Parks株式会社

読の市|「読む」「書く」の可能性を発信するフェス

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デジタル化が進む現代において、アナログな読み書きの魅力を再体験するフェスです。リアル書店や文具店が集まり、それぞれが持つ独自の視点や専門性を通して、本や文房具が持つ無限の可能性を、読書好きの大人から小さなお子様まで幅広い年齢の来場者にお伝えします。


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