情報が溢れるデジタル時代、あえて一冊の本とじっくり向き合う時間は、私たちにどのような変化をもたらすでしょうか。2026年2月、東京・都立明治公園を舞台に、全国から個性豊かな書店が集まる大規模マルシェイベント「読の市(よみのいち)」が開催されます。
本イベントの主催は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)と東京建物株式会社らによる「読の市実行委員会」。2020年に二子玉川で開催され、約3万3千人を動員した伝説のイベント「二子玉川 本屋博」の姉妹イベントとして、さらに進化した形で「読む」と「書く」の魅力を発信します。
心身をととのえる「読書浴(どくしょよく)」を体験
今回の「読の市」が掲げるメインテーマは「読書浴」です。これは森林浴や日光浴になぞらえた造語であり、本や書店が醸し出す空気に深く浸り、心身をととのえる時間を意味します。
単に知識を効率的にインプットするだけでなく、書店という空間での偶然の出会いや、静謐な読書のひとときが心の健康や自己成長につながる。そんな「読書浴」をライフスタイルとして定着させることを目指しています。
業界の垣根を超え、35の「個性」が一堂に会する
会場となる都立明治公園には、全国各地から厳選された35の書店が集結します。 特筆すべきは、そのラインナップの多様性です。紀伊國屋書店横浜店や丸善ジュンク堂書店といった大手チェーンから、本屋Title、本屋B&B、蟹ブックスなどの独立系書店、さらには店舗を持たない「いか文庫」や移動本屋の「BOOK TRUCK」など、既存の業界の垣根を超えた書店が一堂に会します。
それぞれの書店主が選んだこだわりの本を手に取り、直接店主と対話できる機会は、読書好きにとってこれ以上ない贅沢な体験となるでしょう。
出店者を直接応援するクラウドファンディングが始動
イベント開催に合わせ、2026年1月9日(金)より「GREENFUNDING」にてクラウドファンディングプロジェクトが開始されました。 このプロジェクトの目的は、単なる運営資金の調達ではありません。特に遠方から参加する書店の負担を軽減し、多様な個性を持つ書店が持続的に輝ける場を守るための「応援型」の仕組みとなっています。
支援者は、自身が応援したい書店を選んで支援することができ、支援金の10%が出店料として直接書店側に還元される仕組み(上限あり)が導入されています。リターンには、シリアルナンバー入りのデジタル認定証や、会場に名前が掲載される権利、さらには「次回企画会議への招待」といった、ファンが運営に深く関われるユニークなメニューが用意されています。
本を買うだけじゃない、多彩なコンテンツ
会場では書店の物販ブースのほか、多角的に「読む」「書く」を楽しめる体験が用意されています。
特設ステージ:著者や書店主によるトークセッション、ワークショップ、音楽ライブなどが開催。
「書く」体験コンテンツ:デジタルから離れ、手を動かして言葉を紡ぐ喜びを再発見できます。
絵本のポスト:家庭で読み終えた絵本を回収し、地域の教育施設に寄贈する循環型プロジェクト。
フードエリア:読書のお供にぴったりな食事が楽しめるエリアも設置予定。
まとめ:未来へ続く「本のある風景」を守るために
「読の市」は、単なる週末のマーケットイベントではありません。読者と書店が手を取り合い、持続可能な読書文化を共に創り上げるための挑戦です。
都心の公園という開放的な空間で、多様な本に囲まれながら「読書浴」を楽しむ。そんな新しい休日の過ごし方が、私たちの日常をより豊かにしてくれるかもしれません。2月の3連休、ぜひ自分だけの一冊、そして自分だけのお気に入りの書店を見つけに、明治公園へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
【開催概要】
名称:読の市(よみのいち)
開催日:2026年2月21日(土)~23日(月・祝)
時間:11:00~17:00
会場:都立明治公園(東京都新宿区・渋谷区)
入場料:無料
公式サイト:https://store.tsite.jp/portal/program/yominoichi/
デジタル化が進む現代において、アナログな読み書きの魅力を再体験するフェスです。リアル書店や文具店が集まり、それぞれが持つ独自の視点や専門性を通して、本や文房具が持つ無限の可能性を、読書好きの大人から小さなお子様まで幅広い年齢の来場者にお伝えします。
【クラウドファンディング概要】
期間:2026年1月9日(金)~2026年2月28日(土)
プラットフォーム:GREENFUNDING
目的:出店書店のコスト軽減・運営サポート
【街の書店の未来を、みんなの手で】読の市 出店者支援プロジェクト!
https://greenfunding.jp/lab/projects/9189/【街の書店の未来を、みんなの手で】読の市 出店者支援プロジェクト!