株式会社交通新聞社は、テレビ東京系で放送開始から30周年を迎える『出没！アド街ック天国』と、創刊30周年を迎える月刊誌『散歩の達人』という、長きにわたり東京の街の魅力を発信し続けてきた2つのメディアの周年を記念し、2025年11月18日（火）に「本の街・神保町と東京の30年」と題した記念トークショーを開催します。

このトークショーは、秋の読書月間「BOOK MEETS NEXT」の連携企画である「TOKYO BOOK NIGHT」と連動し、街の歴史と文化の交差点である神保町・出版クラブビルを会場に、特別ゲストを交えた豪華な顔ぶれで、東京という街の変遷と、本の街の未来について熱く語り合います。

1995年4月に放送を開始した『出没！アド街ック天国』は、毎回一つの街をテーマに、その土地の知られざる歴史、個性的なお店、人々に焦点を当ててランキング形式で紹介し、視聴者に新たな街の魅力を発見させてきました。一方、1996年4月号に創刊された『散歩の達人』は、「酒場、喫茶店、路地、坂、人」といった視点から、東京をはじめとする都市を深く掘り下げ、散歩の楽しさや奥深さを提案し続けてきました。

両メディアにとって、この30年という時間は、東京という巨大都市が経験した社会や文化、そして風景の変化を、最も近くで捉えてきた時間でもあります。今回のトークショーでは、『散歩の達人』編集長である平岩美香氏がファシリテーターを務め、この30年間で東京がどのように変わり、そして変わらない魅力とは何なのかを、神保町という舞台を通して探ります。

トークショーの特別ゲストとして登壇するのは、長年にわたり『出没！アド街ック天国』のレギュラーとして、鋭い視点と軽妙な語り口で番組を支えてきた評論家の山田五郎氏です。美術、時計、街づくりに関する豊富な知見を持ち、YouTubeチャンネル「山田五郎 大人の教養講座」も絶大な人気を誇る同氏が、東京、そして神保町の魅力をどのように語るのか、期待が高まります。

さらに、本の街・神保町のシンボル的存在である三省堂書店 神田神保町本店から、開店準備室 室長の杉本佳文氏が登壇します。三省堂書店は現在、本店ビルを建て替え中で、2026年春に新たな店舗として再オープンを予定しています。2022年に本店長として一時閉店を経験し、現在は再開店に向けて奔走する杉本氏が、神保町の「本の街」としての未来、そして新たな書店空間が持つべき役割について、熱い想いを語ります。

また、『散歩の達人MOOK』編集長の武田憲人氏も登壇し、編集者という視点から見た東京の街の変化、そして街と人との関わりについて議論を交わします。

このトークショーの核心は、「未来に残したい街の魅力」です。東京は常に変化を続ける都市ですが、その中にあって神保町は「本の街」としてのアイデンティティを保ち続けています。しかし、三省堂書店のように大きな変化も経験しています。

トークセッションでは、酒場、喫茶店、路地裏といった『散歩の達人』が愛する要素と、ランキング形式で深掘りする『アド街』の視点を掛け合わせながら、神保町の歴史的・文化的価値、そして本の街が未来に向けてどのように進化していくべきかが議論されることでしょう。山田五郎氏の教養に基づいた分析と、杉本氏の現場の最前線からの視点が交わることで、参加者にとって、神保町、ひいては東京という街への見方が深まる、貴重な機会となりそうです。

日時: 2025年11月18日（火）19：00～20：30（18：30開場）

会場: 出版クラブビル4階会議室（東京都千代田区神田神保町1-32）

登壇者: 山田五郎氏、杉本佳文氏、武田憲人氏、平岩美香氏

定員: 100名（先着順）

参加費: 2,000円（チケット代のみ）から、最新号や記念MOOK付きのセット券まであり。

申込締切: 2025年11月17日（月）23:59

申込方法: Peatixの専用フォーム（https://peatix.com/event/4629450/view）より事前決済。

街を愛するすべての人々、そして本の街・神保町のファンにとって、この特別なコラボレーションイベントは、見逃せない一夜となるでしょう。