まちの本屋へ出かけよう!東京都書店商業組合が公式ポータルサイト開設、SNSで話題の魅力を一挙集約

東京都書店商業組合は、都内の中小書店「まちの本屋」の魅力を発信する公式ポータルサイトを開設しました。フォロワー1.5万人超のInstagramと連動し、エリアやジャンルからの書店検索や特集記事を提供。情報が分散しがちな地域書店の情報を集約し、読者と書店をつなぐ新たな「入り口」となることを目指します。


「家の近くに、こんなに素敵な本屋さんがあるなんて知らなかった」――そんな新しい発見を届けてくれる場所が、デジタル上に誕生しました。

2026年1月20日、東京都書店商業組合は、都内各地に点在する“まちの本屋”の魅力を一つに集約した公式ポータルサイト「まちの本屋めぐり」を開設しました。このサイトは、急速に失われつつある街の書店文化を守り、デジタルの力を活用して読者と実店舗を再びつなぐための挑戦的なプロジェクトです。

急増する「本屋ファン」をSNSから実店舗へ

近年、全国的に書店の減少が社会問題となっていますが、その一方で、SNSでは「本屋巡り」や「美しい本棚」を楽しむ若い世代が増えています。東京都書店商業組合が2025年7月にスタートさせた公式Instagramアカウント『まちの本屋めぐり』は、わずか半年ほどでフォロワー1.5万人を突破。累計動画再生数は320万回を超えるなど、大きな注目を集めています。

今回開設されたポータルサイトは、このInstagramでの盛り上がりを、より具体的な「来店」へと結びつけるためのハブとしての役割を担います。SNSでの断片的な発信だけでなく、書店の詳細な情報や背景にある物語を蓄積する“本屋のデジタルアーカイブ”として、長期的に活用されることが期待されています。

理想の一軒が見つかる!サイトの主な機能

ポータルサイト「まちの本屋めぐり」では、読者が直感的に街の本屋を探せる工夫が凝らされています。

1. 組合加盟書店の詳細検索

「エリアから探す」「ジャンルで探す」といった目的に合わせた検索機能が充実しています。これまで地域の住民にしか知られていなかった隠れた名店や、特定のジャンルに強いこだわりを持つ専門書店など、自分好みの書店を簡単に見つけることができます。

2. 最新ニュースと特集コンテンツ

単なる店舗情報の掲載に留まらず、各書店が開催するイベント情報や、店主の想いに触れられるインタビュー記事、季節ごとの特集ページなどを順次公開予定です。街の文化を支える本屋の“奥行き”に触れることで、実際に足を運びたくなる仕掛けが用意されています。

なぜ今、「ポータルサイト」が必要なのか

東京都書店商業組合がこのタイミングでポータルサイトを立ち上げた背景には、地域書店の切実な現状があります。

まちの本屋は、単に本を売る場所ではなく、地域に根ざし、文化やコミュニティを育む大切な公共的空間です。しかし、個々の書店が発信する情報は断片的になりやすく、せっかくの魅力が潜在的な読者に届いていないという課題がありました。

今回のサイト開設にあたり、組合は「本屋と読者をつなぐ“入り口”をつくり、まちの本屋をもっと身近に感じてもらいたい」という想いを掲げています。情報が集約されることで、「次に読む本を、あの街の本屋さんで買ってみよう」という具体的な行動変容を促すことが狙いです。

明治から続く「街の本屋」の底力

東京都書店商業組合は、明治20年(1887年)に発足した「東京書籍出版営業者組合」を源流とする、非常に歴史のある組織です。長年にわたり、読書推進や取引条件の改善など、中小書店が生き残るための活動を続けてきました。

今回のプロジェクトは、東京都中小企業団体中央会の委託を受け、デジタル技術を活用した販売力強化の一環として実施されています。伝統を守りつつも、最新のデジタルマーケティングやSNS戦略を駆使する姿勢は、これからの小売業のあり方を示唆しているとも言えるでしょう。

まとめ:ポータルサイトから始まる新しい日常

「まちの本屋めぐり」ポータルサイトを眺めていると、東京という大都市の中に、いかに多様で個性豊かな書店が存在しているかに驚かされます。

スマホ一つで本が買える時代だからこそ、偶然の出会いがある実店舗の価値が再認識されています。まずはこのサイトで、あなたを待っている「一軒」を探してみてください。画面越しに見つけたお気に入りの本屋へ、実際に足を運んで本を手に取る。そんな、少し丁寧で心豊かな日常が、このポータルサイトから始まります。

【公式サイト・SNS情報】

公式ポータルサイト

公式Instagram

公式YouTubeチャンネル

東京の本屋さん ~街に本屋があるということ~

https://www.youtube.com/c/tokyo-shoten

このチャンネルを企画運営しているのは、東京都内の書店を代表する唯一の団体である東京都書店商業組合です。(商工組合は「業界全体の改善発達」を主目的としており、各都道府県に1業種1団体しか設立できない組合です)。 当組合は、明治20年に都内の書籍小売業者により「東京書籍商組合」として発足した歴史のある組合です。昭和52年に「協同組合」から「中小企業団体の組織に関する法律」に基づいた「商工組合」に組織変更し、名称も「東京都書店商業組合」に変更しました。 業界三者といわれる「出版社」「取次会社」「書店」、それぞれの組織体である「日本書籍出版協会」「日本雑誌協会」「日本出版取次協会」、そして「日本書店商業組合連合会」(各県書店組合の連合会)の出版4団体でこれからも出版業界の繁栄を目指していきます。 https://www.youtube.com/c/tokyo-shoten


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