高校物理の常識が覆る?「F=ma」は脳が作った嘘だった!話題の新刊『物理は存在しない』が発売

物理学の基礎「F=ma」は脳がつくり出した幻想に過ぎないのか?世界的な物理学者・田口善弘氏が、量子力学の視点から古典物理学の矛盾を解き明かす驚愕の新刊『物理は存在しない』が発売。物理に挫折した人をも救う、知的好奇心を刺激する一冊の内容を紹介するとともに、刊行記念の豪華対談イベント情報もお届けします。


私たちが学んだ物理は「脳の錯覚」だったのか?

高校時代、物理の授業で誰もが一度は目にしたことがある公式「$F=ma$(力=質量×加速度)」。物理学の根幹ともいえるこの法則に対して、「実はそれは脳が作り出した嘘である」と突きつける衝撃の一冊が登場しました。

2026年1月7日に朝日新聞出版から発売された、田口善弘氏による新刊『物理は存在しない』(朝日新書)です。
著者の田口氏は、スタンフォード大学などが選出する「世界で最も影響力のある研究者トップ2%」に5年連続で名を連ねる、世界的な物理学者です。

本書が投げかける問いは、私たちの現実認識を根本から揺さぶります。なぜ、存在しないはずの「力」や「加速度」が、あたかも当たり前に存在するように見えるのか。その背後には、人間の脳が「量子力学」を直感的に理解できないという驚きの事実が隠されていました。

物理の挫折経験者を救う「逆転の発想」

物理学に対して「難しい」「数式が理解できない」と苦手意識を持つ人は少なくありません。その大きな理由の一つは、教えられた公式が自分たちの感覚としっくりこないことにあります。田口氏は本書の「おわりに」で、そんな「高校物理に挫折した人」に向けて、救いとなるメッセージを寄せています。

「$F=ma$ に面と向かって『それってあなたの感想ですよね?』と言い放てる人は少ない。だが、この本で詳述した通りまさに $F=ma$ は『あなたの感想』に過ぎない代物なのだ」

物理法則を「動かせない宇宙の真理」として捉えるのではなく、人間の脳が理解しやすいように翻訳された「一つの解釈」に過ぎないと捉え直す。この視点の転換こそが、難解な量子力学の世界への扉を開く鍵となります。本書は、古典物理との比較を通じて、これまで専門家以外には縁遠かった量子力学の本質を平易に、かつ刺激的に解説しています。

目次から見る「常識の破壊」へのプロセス

全12章で構成される本書の目次は、物理ファンならずとも興味をそそられるトピックが並んでいます。

・「高校で習う物理学は嘘っぱちである」:衝撃的な導入からスタート。

・「Fは存在しない」「aは存在しない」:物理の基礎概念を一つずつ解体。

・「結局、F=maは量子力学から導かれるのか?」:古典物理と量子力学の接点を検証。

・「なぜ量子力学なのか?」:この宇宙を記述するために、なぜ量子力学が必要だったのかを問う。

単なる知識の羅列ではなく、著者の思考のプロセスを追体験しながら、「世界が本当はどうなっているのか」を深掘りしていく構成となっています。

刊行記念イベントで語られる「脳と物理」の深淵

本書の発売を記念して、豪華なゲストを迎えた対談イベントも続々と開催されます。物理学の枠を超え、脳科学や複雑系の視点から「現実」を読み解く貴重な機会となるでしょう。

物理学者×脳研究者の白熱対談

日時:1月12日(月・祝)19:00〜

場所:本屋B&B(下北沢・オンライン配信あり)

出演:田口善弘(物理学者)× 生塩研一(脳研究者)× 池上高志(複雑系研究者)

テーマ:「脳は物理学の夢を見るか?」と題し、物理法則と人間の認識の境界に迫ります。

物理はなぜ〈存在しない〉のか?

日時:1月24日(土)19:00〜

場所:学術バーQ

内容:古典力学へのツッコミを通じて、量子力学の本質をじっくりと掘り下げます。

1/24(土)物理はなぜ〈存在しない〉のか?-古典力学へのツッコミから考える量子力学-【学術バーQイベント詳細】|学術バーQ

https://note.com/q_gakujutsu/n/n919b7d33e10f?app_launch=false

1/24(土)の学術バーQは、 物理はなぜ〈存在しない〉のか? -古典力学へのツッコミから考える量子力学- と題したイベントをお届け! 私たち人間が〈作り出した〉もの、という視点で古典力学を見直すと、何が見えてくる? 物理学、哲学、脳科学などを横断する横断的な思索にふれる夜をお楽しみに! 【大まかなイベント内容】 F=maが解らなくても仕方ありません。だってあれはすごくよくできた近似に過ぎないからです。世界は本当は「量子力学」というF=maとは全く関係ない原理で動いています。 【イベンター】 田口善弘(中央大学) 【イベンター自己紹介】 物理学科の教授ですが研究はバイオイン

宇宙人とも共有できる「真の物理法則」を求めて

田口氏が物理学の道へ進んだきっかけは、「物理ならば言葉の通じない宇宙人とも分かり合える」と考えたからだといいます。しかし、高校物理の $F=ma$ は宇宙不変の法則ではなく、あくまで「地球人の脳」に向けた翻訳版でした。

では、宇宙のどこへ行っても通用する、真の物理法則とは何なのか。量子力学の発見によって、私たちは何を知ることができたのか。

『物理は存在しない』は、科学に興味がある方はもちろん、自分の見ている世界に違和感を覚えたことがあるすべての人に手に取ってほしい一冊です。この本を読み終えたとき、あなたの目の前にある景色は、これまでとは全く違ったものに見えるかもしれません。

【書籍情報】

書名:物理は存在しない

著者:田口善弘

出版社:朝日新聞出版(朝日新書)

発売日:2026年1月7日

物理は存在しない

¥ 990

「F=ma」は脳が作り出した?? 高校で習う古典物理がなぜ本当は正しくない、といえるのか。物理学者が量子力学から見える世界を一つ一つていねいに説く「高校物理挫折者」に向けての裏返しのラブコール!


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