アウトドアブランドを多数展開する株式会社ゴールドウインは、2025年12月9日（火）から12月14日（日）までの6日間限定で、東京本社1Fイベントスペースに「Nature Observation Bookstore」をオープンします。場所は東京都港区北青山、表参道や外苑前にほど近いアクセスしやすい立地です。

この限定書店は、ファッション産業が抱える気候変動、生態系への影響、大量生産・大量廃棄といった社会課題に真摯に向き合うという同社の覚悟から生まれました。ゴールドウインは2024年に「人を挑戦に導き、人と自然の可能性をひろげる」というパーパス（存在意義）を掲げています。「地球環境を再生し、未来の世代に美しい自然を手渡す力となること」という強い願いと覚悟が込められたこのパーパスを、具現化し、社会との対話を生む場として書店を企画しました。

「Nature Observation Bookstore」は、そのパーパスのもと、「自然と環境と人間と遊びの可能性」を探求するための空間です。

選書テーマは、人と自然との関係を再考すること。自然科学や哲学、アート、スポーツといった多様な視点から厳選された約800冊の本が並びます。これらの書籍は、来店者が他者の知と多様な自然観に触れ、開かれた対話を生み出す場を作ることを目指しています。特定のジャンルに偏らず、多様な解釈を通じて、私たちの生活と自然のつながりを見つめ直すためのラインナップです。

会場では、自然を感じながら深く本と向き合えるよう、音文化研究者・柳沢英輔氏によるフィールドレコーディング音源がBGMとして流されます。無音ではない「自然の循環」を感じられる聴覚的な空間演出により、読書の集中力がより高まる設計となっています。また、書籍をご購入された方には、同社のパーパスビジュアライズブック『A STUDY OF THE RHYTHMS OF NATURE』が特典として進呈されます。このビジュアルブックは、地球の運動に目を向け、人と自然との調和的な未来を探るための観察記録として制作されたものです。

会期中には、読書体験をさらに深める様々なイベントが予定されています。自然、音、読書、そして対話を軸とした、体験型のプログラムが充実しています。

柳沢英輔氏のフィールドレコーディングを会場BGMとし、篠田ミル氏や岡田拓郎氏ら4人のアーティストがそれぞれの感性で「読書のための音楽」を重ねて紡ぎ出す、特別なライブイベントです。自然音と音楽の調和が、読書行為の新たな可能性を提示します。

柳沢英輔氏が講師を務め、参加者がスマートフォンを使って普段意識の外にある「街の音」を録音するワークショップ。集めた音を一斉に再生し、ひとつの「音楽」を編み上げるプロセスを通じて、都市における「自然」の新たな姿を発見します。

ブックディレクターの山口博之氏を講師に迎え、会場の書籍から一冊を選び、なぜその本を選んだのか、何を考えたのかを参加者同士で話し合う、人と自然のつながりについて深く考える対話の場が設けられます。

さらに、期間中は、シドニー発のコーヒーロースター「Single O」のコーヒーが数量限定で試飲提供されます。「コーヒーを取り巻くすべての環境を良くする」をミッションとするSingle Oのコーヒーは、トレーサビリティや環境保護への取り組みを通じて、ゴールドウインのパーパスと共鳴しています。こだわりの一杯を片手に、本を通じて自然への新たな視点と出会うひとときを楽しめます。

「Nature Observation Bookstore」は、アパレル企業が社会との対話のために開く、新しい形のカルチャーイベントです。忙しい日常から離れ、表参道の中心で、わずか6日間という特別な時間の中で、改めて「人と自然」という普遍的なテーマについて深く思考を巡らせる、貴重な機会となるでしょう。

会 期｜2025年12月9日（火）～12月14日（日）

会 場｜株式会社ゴールドウイン1Fイベントスペース（東京都港区北青山3-5-6 青朋ビル）

主 催｜株式会社ゴールドウイン

開催時間｜11:00～19:00（土日は11:00～18:00）