東京都千代田区神田神保町にある韓国書籍専門書店「チェッコリ」は、2025年11月17日(月)に、韓国で人気の「チェ・イナ本屋」代表であり、ベストセラー『会社のためではなく、自分のために働く、ということ』(日経BP刊)の著者であるチェ・イナ氏を招き、来日トークイベントを開催します。
チェ・イナ氏は、韓国最大手級の広告代理店・第一企画で副社長というトップのポジションにまで上り詰めた、韓国広告界の第一人者です。「彼女はプロだ。プロは美しい」「あなたの能力を見せてください」といった数々の有名なコピーを生み出し、1998年にはカンヌ国際広告祭の審査員も務めるなど、華々しいキャリアを築いてきました。
【華々しいキャリアからの「学び直し」と「本屋への転身」】
しかし、29年間にわたる広告人のキャリアを2012年に自ら終え、「自分の人生を生きるため」に退職するという大きな決断を下します。退職後は、一転して学生に戻り、西洋史を勉強するという学び直しの期間を経て、2016年にソウル・江南のビルの森に「チェ・イナ本屋」をオープンさせました。
なぜ、広告業界の第一線を退いたのか。そして、出版不況とも言われる時代に、なぜ「本屋」というフィールドを選び、新たな人生にチャレンジしたのでしょうか。今回のイベントでは、このキャリアチェンジの背景にある彼女の深い仕事哲学、人生哲学に迫ります。
【「泣けるビジネス書」に書かれていない本屋店主としての実践】
著書『会社のためではなく、自分のために働く、ということ』は、単なるビジネスノウハウではなく、「自分の人生を生きる」ことをテーマにした“泣けるビジネス書”として韓国国内で大きな反響を呼びました。イベントでは、この著書で描かれたチェ・イナ氏の考え方に触れつつ、さらに一歩踏み込んだ話が展開されます。
特に注目されるのは、本屋店主として彼女が実践してきたこと、そしてその経験から得た教訓です。単に本を売るだけでなく、チェ・イナ本屋はブックトーク、講演、クラシック公演、心の相談など多彩なプログラムを実施し、人々が集い、悩みや解決策を共に分かち合う「思考の森」として機能しています。このユニークな「空間づくり」の工夫や、出版不況の時代に本と読者の出会いを作るための具体的なアイデアについても、会場でのみ語られる予定です。
【聞き手はチェッコリ店主・金承福氏】
聞き手を務めるのは、イベント会場であるチェッコリの店主、金承福(キム・スンボク)氏です。金氏は、出版社クオンを通して韓国文学の翻訳出版を行うと共に、韓国書籍専門書店チェッコリを拠点に、年間約100回もの文化イベントを開催し、日本におけるK-BOOKの普及に尽力しています。日本の本屋関係者と共にチェ・イナ本屋を訪ねた経験もあり、両者の間には深い交流があります。
イベントでは、金氏のナビゲートにより、「人生におけるチャレンジ」「本屋という空間を作るということ」「読者と本の出会いを作るための工夫」「衰えない行動力を支える原動力」など、多岐にわたるテーマについて言葉が交わされる予定です。広告人として、そして本屋の店主として、人と社会、そして本をつなぐ「言葉」を生み出してきたチェ・イナ氏の生の言葉に触れることで、参加者自身が「自分のために働く」という生き方を改めて見つめ直す、特別なひとときとなるでしょう。
【イベント概要と参加方法】
本イベントは、会場での参加に限定して開催されます。
日時: 2025年11月17日(月)19:00~20:30
会場: チェッコリ(東京都千代田区神田神保町1-7-3 三光堂ビル3階)
定員: 会場30名(人数を絞って開催)
参加費: 2,200円(税込)
申込み: Peatixの専用フォーム(URL: https://chekccori251117.peatix.com/)にて受付。
キャリアや生き方に悩むすべての人にとって、元大手広告マンから本屋店主への華麗なる転身を果たしたチェ・イナ氏の哲学は、きっと新たな一歩を踏み出すためのヒントを与えてくれるはずです。
【店内開催】『会社のためではなく、自分のために働く、ということ』 著者チェ・イナさん来日トークイベント
https://chekccori251117.peatix.com/※本イベントは会場(チェッコリ)のみでの開催となります広告人としてのトップキャリアを自ら終えたのち、関心に沿った学び直しを経て、「世の中の役に立ちたい」という思いからソウルの一等地... powered by Peatix : More than a ticket.