全国270店超!SNSで話題沸騰の「#推し本屋さん」キャンペーンが示す書店愛

書籍ガイド『改訂新版 東京 わざわざ行きたい街の本屋さん』を展開する株式会社ジー・ビーがX(旧Twitter)で実施した「#推し本屋さん」キャンペーンが、本好きユーザーの間で大きな反響を呼びました。2025年10月1日から開催されたこの企画は、14万PV超を達成し、全国から新刊・古書店・ブックカフェなど270店を超える「推し本屋」の情報が集結。投稿された書店をまとめた「#推し本屋さん MAP」も作成され、本屋さん愛と、店舗を応援したいというユーザーの熱意が可視化されました。


株式会社ジー・ビー(代表:坂尾昌昭、本社:東京都飯田橋)がX(旧Twitter)上で2025年10月1日から10月31日の1ヶ月間にわたり実施した「#推し本屋さん」投稿キャンペーンが、SNSの本好きユーザーの間で大きな話題となりました。キャンペーン関連の投稿は14万PVを超え、短期間で300件以上の投稿、全国270店を超える書店の情報が集まるという、大きな盛り上がりを見せました。

【本屋さんの日常的な話題を創出したい】

SNS上ではこれまでも、「#読書好きな人と繋がりたい」や「#読了」といった、本の内容や感想を共有するハッシュタグが活発に使われてきました。しかし、一方で長年愛されてきた書店の閉店情報が流れるたびに、「寂しい」「悲しい」といった惜しむ声が多数寄せられる状況も存在していました。

株式会社ジー・ビーは、東京の個性的な本屋さんを164軒紹介したガイド書『改訂新版 東京 わざわざ行きたい街の本屋さん』を展開しており、その背景には「本屋さんを応援したい」という強い想いがあります。そこで、「本の感想だけでなく、もっと日常的に”本屋さん”の情報がSNSに溢れる状況をつくれないか」という発想から、「#推し本屋さん」企画が立ち上がりました。本好きならば誰もが持っている、「ずっと残ってほしい、推したい本屋さん」を積極的に発信してもらうことが狙いです。

【「本屋さん愛」に溢れた270店超の投稿が集結】

この呼びかけは、本好きユーザーの共感を呼び、キャンペーン期間中、Xには全国各地のユーザーから熱量の高い投稿が多数寄せられました。結果として、1ヶ月間で集まった「推し本屋さん」の情報は、全国270店超にのぼります。

投稿された書店は、特定のジャンルや形態に限定されず、多様な個性が集まりました。地域に根差した独立系書店はもちろん、大規模なチェーン書店、専門性の高い古書店、さらには新しい形のシェア型書店やブックカフェなど、その形態は多岐にわたります。ユーザーは、**「書いてたら本屋さんに行きたくなった」「これを見れば全国の素敵な本屋さんに出会える」「素敵なタグをありがとうございます!」**といったポジティブな声を寄せ、このハッシュタグが新たな情報交換の場として機能したことが示されました。一人のユーザーが何店舗でも投稿できる形式だったことも、情報集積の加速に繋がりました。

【全国47都道府県を網羅した「#推し本屋さん MAP」を公開】

キャンペーンで集まった270店超の貴重な情報は、誰でもアクセス可能な「#推し本屋さん MAP」としてまとめられました。このMAPは、北海道から沖縄まで、日本の47都道府県すべてを網羅するという「全国制覇」を達成。

このMAPは、ユーザーから**「見ているだけで楽しい」「近くの本屋さんから行ってみたい!」「知らない本屋さんが知れて便利!」**といった声が上がり、読書や書店巡りを愛する人々にとって非常に重宝されるデータとなっています。地図上で「行きたい本屋さん」を視覚的に見つけられるため、書店巡りのきっかけ作りや、旅行先での立ち寄りスポット探しにも活用できる、新たな本屋ガイドとして機能しています。

【本屋を巡るガイドブックと「推し本屋さん」のこれから】

今回のキャンペーンを主導した株式会社ジー・ビーは、ガイドブック**『改訂新版 東京 わざわざ行きたい街の本屋さん』**(定価:1980円・税込、発売日:2024年8月27日)の発行元です。著者の和氣正幸氏は、自身も祖師ヶ谷大蔵の「BOOK SHOP TRAVELLER」店主であり、本屋ライターとして全国を取材している人物です。

このガイドブックは、東京の個性的な本屋さん164軒を紹介しており、今回のキャンペーンの精神とも深く結びついています。「わざわざ行きたい」と思わせる魅力を持つ書店が全国には無数に存在し、それを読者と共有したいという共通の想いが、SNSでの大きなムーブメントを生み出したと言えるでしょう。

キャンペーン自体は2025年10月31日で終了しましたが、ジー・ビーは今後も引き続きSNS上で本屋さんの情報が積極的に飛び交うよう、「#推し本屋さん」を使った企画を考案中であると発表しています。デジタル時代において、リアルな書店が持つ価値や魅力を再認識し、それを守り、育てていこうという書店員、出版社、そして何よりも読者の熱い想いが結実した「#推し本屋さん」の取り組みは、今後の出版業界における「読者と書店との新しい関係性」を築く上で、重要な示唆を与えてくれるでしょう。

改訂新版 東京 わざわざ行きたい 街の本屋さん

¥ 1,980

めぐる数だけ、発見がある 本屋ライター・和氣正幸氏が 個性豊かな164軒のときめく本棚を訪ねる


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