株式会社バリューブックスが運営する本紹介系YouTubeチャンネル「積読チャンネル」が、2024年1月の開設から約1年半で、チャンネル登録者数10万人を突破しました（2025年8月末時点）。

これは単なるチャンネル登録者数の増加に留まらず、動画で紹介した書籍の販売実績は累計約3.5万冊、売上は約7,300万円に到達するという、驚異的な経済効果を生み出しています。また、動画紹介をきっかけに重版が決定した書籍は16タイトルに上り、出版業界内で大きな存在感を放っています。

「積読チャンネル」は、「積読＝読まずに積まれた本」というネガティブなイメージをあえてポジティブに転換し、「視聴者の積読を増やす」をコンセプトに書籍を紹介しています。

出演者は、バリューブックス社員の飯田光平氏と、『ゆる言語学ラジオ』出演者でもある堀元見氏。両氏による多彩な選書と軽妙なトークが、世に埋もれていた良書に光を当て、視聴者の「読書欲」を刺激しています。

本チャンネルが持つ影響力は、具体的な販売実績として現れています。

特に反響が大きかった事例としては、動画公開後に販売につながり、読者からの大きな反響を集めた以下の書籍が挙げられます（2025年8月末時点）。

『読むだけでグングン頭が良くなる下ネタ大全』：2,929冊販売

『ある行旅死亡人の物語』：1,015冊販売

また、2025年4月に出版された**『「国語」と出会いなおす』**（矢野利裕著／フィルムアート社）は、チャンネルでの紹介後、重版が続き現在4刷に。チャンネルの影響力が評価され、新帯には飯田光平氏の推薦コメントが掲載されました。

2025年7月には、バリューブックスがスポンサードするYouTubeチャンネル『ゆる言語学ラジオ』出演者・水野太貴氏の著書**『会話の0.2秒を言語学する』**（新潮社）をECサイトで販売。

同チャンネルでの告知と「積読チャンネル」飯田氏によるSNS発信が連動し、初回在庫3,500冊が6時間で完売、追加予約5,000冊が8時間で完売。最終的には累計販売数が11,600冊に到達するという、驚異的な実績を残しました。

ファン増加の背景には、動画配信に加えて行ってきた「多面的な接点づくり」があります。オンラインサロン「積読サロン」の運営、購入者特典、オリジナルグッズ販売、他チャンネルとのコラボ、リアルイベントの開催など、コミュニティの楽しさを掛け合わせることで、個人の読書体験を広げています。

飯田光平氏は、今後の展望について「もっと多くの本を届けられるように質の高いコンテンツの提供に努めます。既存の本を紹介するだけでなく、出版社や著者と協力して発売される本の起爆剤になっていきたい」とコメント。「本って意外とおもしろい。そんな気づきを届けられるよう、これからも頑張ります！」と意気込みを語っています。

2024年1月よりスタートしたYouTubeチャンネル「積読チャンネル」は、「積読＝読まずに積まれた本」という言葉に“罪悪感”や“もったいない”などのネガティブな印象を抱く声が多い中、あえてそのイメージをポジティブに転換。“視聴者の積読を増やす”をコンセプトに、書籍を紹介しています。出演者は、当社社員の飯田光平と、YouTubeチャンネル『ゆる言語学ラジオ』出演者でもある堀元見。多彩な選書と軽妙なトークで、世に埋もれた良書に光を当て、視聴者の“読書欲”を促進しています。

・開設日：2024年1月4日　配信日：毎週⽉・⾦曜⽇ 17:00

・実績(2025年8月末時点)：チャンネル登録者数：11.7万人／オンラインサロン「積読サロン」会員：1,065人／動画総再生回数：約1,852万回